ヴァイオリニストTsukasaさんのインタビュー

インマイバッグインタビュー#15は、3歳よりヴァイオリンを始め、独自のジャンルを切り開き、様々なアーティストにも積極的に関わる、クラシックだけではない多方面で活躍されているヴァイオリニストのTsukasaさん。音楽活動や考え方をお聞きするとともに、バッグの中身を拝見させていただきました!

※Tsukasaさん:以下Tsukasa、インマイバッグ:以下IMB

IMB
どのようにしてヴァイオリニストになっていかれたのでしょう、キャリアの事を教えてください。
Tsukasa
どこからがヴァイオリニストかというのは自分でもはっきりとはわからないのですが、大学を卒業してから少しずつ、人の縁や自分自身の世界観などが変わってきて、今に至るという感じでしょうか。
IMB
卒業されたのはいつですか?
Tsukasa
22歳で音楽大学を卒業いたしました。
IMB
では、卒業してすぐに独立されたのですね?
Tsukasa
そうですね、最初は留学しようと思っていて、語学の勉強もしていたのですが、その間にCDの話を頂いたので、結果的にそういう形になりました。
IMB
独立されるというのは、ベンチャー起業家とよく似ている心境かと思うのですが、不安などはありませんでしたか?独立するベンチャー起業家からは独立時はとても不安だったという話もよく聞きますが。
Tsukasa
不安は、最初は少しだけありましたが、初めから組織に所属していた訳ではないので、何も失う物はない!と考えたら、 なくなりました(笑)
IMB
(笑)素晴らしいですね。普段の生活パターンについてお聞きしたいのですが、コンサートやラジオ、練習などお忙しい毎日と思いますが、いつもどのような一日ですか?
Tsukasa
仕事によって毎日バラバラですよ。朝早くから新幹線で移動の日もあれば、夜からという日もあります。合間を縫って、個人練習や作業をしたりもします。
長期の仕事の場合は、その間、毎日同じ時間に同じ場所へ移動するという事になるので、比較的生活リズムを整えやすいですね。
IMB
そうすると、長期の仕事以外の時は全国を飛び回っていらっしゃるんですよね?
Tsukasa
そうですね。北海道から九州まで、あらゆる所に行きますよ。日帰りの場合もあるので、なかなか現地を楽しむ時間はありませんが、余裕があれば、地元のものをいただいたりするだけで充分楽しいです。
IMB
最新の「Tsukasa’s air」では、ほぼ全曲作曲も手がけられています。どのような想いで作り、奏でたアルバムなのでしょう?
Tsukasa
「air」と聞いて、皆さんが想像されるのは「空気」だと思うのですが、「air」というのは「歌」という意味もあるんです。 お届けしたい空気みたいなものがあって、それを想いながらヴァイオリンを弾いているのですが、私は自然と「歌っている」と思っているんです。ヴァイオリンは私の体の一部であり、私自身の「声」すなわち「歌」だと思っています。 そしてそれが、みなさんの今日の疲れを癒し、明日への活力になればいいなと思っています。
IMB
演奏を何度か拝見させて頂きましたが、演奏しながら、独特のリズムの取り方をされているように感じたのですが?
Tsukasa
ヴァイオリンの「音」を通して、私の心をお客さまに届けたいという想いで弾いていると、自然と体が動くのです。ヴァイオリンには歌詞がないですが、心から音をだしていると、お客さまに色々なことが伝わっていると思いますし、そこに集中していますね。
IMB
心から音をですか?もう少し詳しく教えて頂きたいです。
Tsukasa
心の奥から全身で演奏すると、全然違うんですよ。うまくお伝えできないのですが(笑)ただ演奏するより、全身全霊だと、お客さまの反応が全然違う気がするので、演奏していてとても楽しいですね。
IMB
それはいつ頃気付かれたのです?
Tsukasa
いつでしょう?たぶん今のようなソロ活動を始めてからだと思います。学生時代は、クラシック音楽の楽譜を丁寧に再現するのが重要なポイントでしたので、そこまでわかっていなかった気がします、心の表現などは。もちろん、心を込めてとか、表情豊かにとか、譜面上に指示があってそう演奏していましたが、今のそれとは全く違うと感じています。
ソロ活動を始めてからは、「聴いてくださる方の心に届けたい」という事を強く意識したからかもしれません。
IMB
「心に届けたい」というのは、喜んで頂きたいという気持ちでしょうか?
Tsukasa
そうですね。私自身色々な曲調の曲を演奏しますし、曲によって届けたい想いは違います。また、それを聴いてくださる方によっても捉え方が異なると思います。例えば、同じ曲でも「癒やし」と捉える方もいれば、「活力」と捉えて頂ける方もいらっしゃいます。 歌詞がない分、捉え方は十人十色なんです。
その人の、今の心が思うままに、それぞれの捉え方をしていただければと思っていて、結果的に、心の状態が良い方向に向かってくれたらいいなと思っています。
IMB
作曲についてお聞きします。そもそも音楽はどのようにして生まれるのですか?
Tsukasa
いろいろな方法があると思うのですが、私の場合は「鼻歌」から出来ることが多いです。
IMB
鼻歌ですか!それは面白いですね(笑)
Tsukasa
(笑)確かにそう言われる方も多いですが、 私はまず「鼻歌」から譜面をおこして、そこから作り始めることが多いです。
IMB
なるほど、素晴らしいですね。ちなみにどんな時に作曲をされるのですか?
Tsukasa
例えば海外などの初めてみる風景や、見慣れない景色を見た時に、頭の中にメロディが湧いてくることがありますね。あとは自然が大好きなので、自然の中でも多いです。
IMB
ヴァイオリニストの方で作曲活動をされている方は多いのでしょうか?
Tsukasa
そこまで多くはないかと思います。クラシック奏者を含むと特に少ないかと。
IMB
東日本大震災の被災地にピアノを届けたり、チャリティ・コンサートを開かれたり、ボランティア活動にも積極的に参加されているとの事ですが、どのような活動か教えてください。
Tsukasa
はい。日本では、 被災地にピアノと音楽と笑顔の輪を送ろうという「Rising Sun」という活動をしています。きっかけは2011年に被災地に演奏に行った事です。
ピアノがあると、そこに人が集まる空間ができるのです。日頃から地域で使っていただくことはもちろん、私たちが演奏に行ったり、他の演奏家の方が被災地での演奏を考えた時にも、活動の幅が広がると考えたからです。
都内でチャリティ・コンサートを開催して、その収益と寄付で、これまでにピアノは10台ほど、被災地での演奏も年に数回行っています。
また別の活動としては、先日「国境なき楽団」の一員として、スリランカへ行ってきました。
スリランカでは4年前まで南北で内戦をしていて、残念ながらまだわだかまりがあるのですが、芸術や音楽で心を一つできればという想いから「JAICA」がヴァイオリンをはじめとした楽器をたくさん送っていて、私達「国境なき楽団」が南北の学校などに行き、演奏したり、子供たちに教えたりと交流しに行ってきました。

※Tsukasaさんのブログから転載

IMB
素晴らしいですね、今後のご活動も期待しています。
Tsukasa
ありがとうございます。
IMB
それでは!いよいよヴァイオリンを拝見させて頂いてもよろしいでしょうか?
Tsukasa
はい。
IMB
興味津々です。ケースに入っているのを見るのは初めてなので!
Tsukasa
これは20歳くらいから使っていて、今でもメインで使っているものです。
IMB
これは?tsukasaと刺繍してあるのですが?
Tsukasa
これはイタリアに「ロミオとジュリエット」のジュリエットの家があるのですが、その隣のお店で作ってもらいました。
IMB
そのような所があるのですね?行ってみたいです。
Tsukasa
お薦めですよ!
お守りは、芸術の神様のお守りです。
IMB
こちらの写真は何歳の頃ですか?
Tsukasa
これは3歳くらいだと思います。
IMB
本当に3歳からやられているんですね!きっかけは?
Tsukasa
父が音楽を聴くのが好きで、レコードとかを集めていたんですけど、その流れで、やってみたら?というのがきっかけですね。
IMB
ヴァイオリンはかなり使い込んでいるように見えますが?
Tsukasa
私が使い込んでいるというのもありますが、そもそもアンティークなので、かなり年季はありますよ。私は古い音が好きで、これはウィーン製の数百年前のものになります。
IMB
そんなにですか!かなりお高いのでは?
Tsukasa
上には上が沢山ありますので!(笑) 特にイタリア製の物は高いですね。昔の名器は今の高度な技術で分析してみても、再現ができないようです。当時の木の質であったり、使用していたニスの調合などもはっきりと分からず再現できない為、高価な物になっているようです。
IMB
そうなんですね、今の技術をもっても再現できないというのは興味深いですね。ありがとうございました。次は、気になる「バッグの中身」もよろしいでしょうか?
IMB
こちらのカバンはどちらのものですか?
Tsukasa
こちらはLOEWEのもので、3年程使っています。あまりブランド志向ではないのですが、このバッグは気に入っていますよ。
イヤホンは常に持っていて、これは「KOTORI」というメーカーのものです。色や細かいパーツをすべて自分でカスタマイズできるんですよ。音質も良くて気に入っています。
IMB
Tsukasaさんにぴったりの色合いですね!他には?
Tsukasa
最近は別のバッグに入れて、Macを結構持ち歩いていますね。
IMB
使いやすいですか?
Tsukasa
そうですね、PCは家も携帯用もMacを使っています。こちらは移動中にメールやブログを書くのに役立っています。
それから、CDとチラシは仕事用にいつも持ち歩いています。
IMB
スケジュール管理などの手帳はお持ちではないのですか?
Tsukasa
昔は持っていましたが、今は全てスマホ(アンドロイド)で管理しています。
IMB
スマホの普及で手帳を持たない方増えていますよね。
Tsukasa
冬は手が冷えると演奏時に指が動かなくなるので、手袋は必須、あとは楽器を触るため手をよく洗うので、ハンドクリームは1年中持ち歩いています。
IMB
ありがとうございます。それでは最後に今後の予定など教えてください。
Tsukasa
ゴールデンウィークに毎年丸の内で行われる音楽祭『ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「祝祭の日」2014』にてフリーライブがあります。
お時間の合います方は、是非遊びに来ていただけたら嬉しいです。
[日程] 5/4(日)
[演奏時間、場所]
13:00~13:30 iiyo永楽ビル 地下1階交流広場
14:30~15:00 丸の内ブリックスクエア 一号館広場

また、毎月第3火曜日の20:30〜、『WALLOP放送局』にて、ラジオ番組 『SKY MUSIC “Tuesday“「violinist Tsukasaの星が降るころに」』をお送りしています。
是非チェックしてくださいね!
IMB
本日はありがとうございました!

※Tsukasaさんのブログから転載

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(撮影)
大鶴剛志 ※ブログ写真、CDジャケット除く

(取材協力)
取材場所として株式会社ビジネスバンクグループ様のオフィスをお借りいたしました。ご協力ありがとうございました。

株式会社ビジネスバンクグループ: 「日本の開業率を10%に引き上げます!」をミッションに掲げ、様々な起業家支援事業を展開している。2009年に開始した成功し続けるための教育プログラム「プレジデントアカデミー」のセミナー参加者数はのべ17,000名(2013年12月末)を超え、経営者を中心とした多くの方々に喜ばれている。

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