インマイバッグインタビュー#11は、新しいライフスタイルを提案するエレクトロニクスブランド 「amadana(アマダナ)」を展開する株式会社リアル・フリート代表取締役 熊本浩志さんのバッグの中身を拝見させて頂きました!
※熊本さん:以下熊本、インマイバッグ:以下IMB
- IMB
- 今回発表された「amadana(アマダナ)」の新商品と新しいブランド「KENJI AMADANA」の商品ですが、新しいというか、「こういう考え方があったのか!」と関心させられました。ブランド立ち上げに関してお聞かせ頂けますでしょうか?
- 熊本
- もともと「amadana」を設立してからのコンセプトは一貫して「FROM JAPAN, GO GLOBAL」で「amadana」のブランドにもその思いが込められているのですが、家電製品って統一規格があるので、グローバルな統一規格にするのって意外と難しかったんです。でも昨年はいわゆる「スマートフォン元年」と言われる程、スマートフォンがものすごい勢いで普及しましたよね?ただバッテリーが持たないという現状もあり改善方法を考えていた事と、最近ではノマドスタイルなどで、外で仕事をするという人が増えている事もあり、そこのニーズに応えたいなって思ったんです。
それでスマートフォンの次に常に持っているもので充電できたらいいなと、それは「バッグ」だと思ったんですね、「充電できるバッグ」があったらいいなと言う事で「じゃぁ本気でバッグ作るか!」って(笑)
- IMB
- (笑)その発想面白いですね、ニーズをしっかり捕らえられて、さすがです


- 熊本
- 普通そういうの考えるのって我々じゃないと思ってたんですよ、でも我々が作るなら、自分たちが「持ちたいっ」て思えるバッグを作りたかったので、日本人で本気でバッグを作っていて一緒に「FROM JAPAN, GO GLOBAL」目指してできる方いないかなって思っていた所、「KENJIIKEDA」のバッグに出会いまして、デザイナーの池田さんを僕から口説きに行きましたね。
- IMB
- 最初の反応はどうでした?
- 熊本
- 池田さんにも最初は「いったい何を言っているんだ?」って思われてたんじゃないですかね(笑)でも2回目でわかって頂きました。でも普通そうですよ、「ファッションがエレキの機能を内在して、エレキがファッションの香りを身にまとう。そして、双方が歩み寄って融合して良い所を引き出し合えば」って言われても最初はピンとこないですもんね(笑)
- IMB
- (笑)確かに商品を実際に見てからだと、納得できるんですけど、何もない状態だとそうかもしれないですね。
- 熊本
- 今回「amadana」から発表したラインナップ全て「統一規格」での商品が実現できたので、とても満足しています。「KENJI AMADANA」のバッグにはスペックに「5600ミリアンペア」とか書いてあるんですよ(笑)
- IMB
- 今までのバッグにはなかったスペック表示ですね(笑)またこのデザインと素材とのギャップというか、もう少しPCケースみたいなのだったらわかるんですけど、「KENJIIKEDA」のバッグにっていうのが思いもよりませんでした。
- 熊本
- 僕らエレクトロニクス業界にいますけど、僕らがバッグを作るとエレキになるんです。そういう意味でエレキのバリエーションを創造していくのが大切なのではと考えてます。
- IMB
- 今後も楽しみにしております。
それではとても気になる「バッグの中身」を拝見させていただけますか?
- 熊本
- はい。全く統一感がないんですけど、、普通色揃えますよね(笑)
- IMB
- 様々な色が飛び込んできてとても興味がありますよ!(笑)
- 熊本
- まず財布とカードケースは「KENJIIKEDA」のもので、名刺入れとパスポートケースは「Valextra」です。
この財布、クロコでこの発色って凄いんですよ!黄色って僕は選ばないんですけど、この発色は素晴らしいなと思いましてね。最近、色に興味が出てきて、ハマってるんですよね〜。 - IMB
- モノを選ぶ時はどんな所を見ますか?
- 熊本
- 自分もモノを作る立場なので、シンボリックなアイコンやブランドのアイデンティティを見る癖があります。例えば、「Valextra」はアウトラインに特徴があって、Vのカットやコバの仕上げは完全に「Valextra」のアイコンですよね。ベーシックな作りなのに、アイデンティティを感じさせるというのは凄いなと思います。「KENJIIKEDA」のモノもこの金具が重要ですよね?最初見た者に強烈な印象を放ちますし、色の出し方という部分では日本人ぽくないというか、そこでしっかりとアイデンティティを出してますよね。パンチもあるし(笑)
- 熊本
- この見方って他の人よりもこだわりがあるようで、意外とないのかもしれません。ブランドを作り手として俯瞰して見ている所があって、なんでこれが魅力的に映るのか?とか自分で見ながらリサーチしているんだと思いますね。一つのブランドに入り込むという心理を知る事は必要ですが、自分ではそうはならず、作り手として良い意味で少し引いた所から見て、色んなモノにトライしているんだと思います。
- IMB
- モノ作り視点や想いというのはモノを購入する時とても参考になりそうですね。
- 熊本
- この「SONY」のVAIO-Zはデザイン、スペックも含めて久しぶりに「SONY」らしさというか、ツッパてる感があって気に入ってますね。特にヒンジの部分とかもこだわってて、ゴールドとブラウンという「amadana」っぽい色使いもお気に入りです。
- IMB
- 結構ガシガシ扱われるんですね(笑)
- 熊本
- (笑)僕は全てのモノを地肌で感じとりたいんですよ。スマートフォンもそうですし、絶対にカバーはつけないです。そのまま持たないと、質感や重量、素材そのものの手触り感が感じ取れないし、スペック表に現せないモノの魅力を感じ取るってことが、作り手として大事だと思っているので。
- IMB
- 確かにそうですよね、カバーをつけるとせっかくのデザインも失われてしまいますもんね。
- 熊本
- あとは「amadana」の電卓、「SAL by amadana」のヘッドホンです。電卓は「amadana」でも累計販売数が高い商品でして、常にバージョンアップしている商品です。「SAL by amadana」に関しては、今後他の商品も展開する予定です。
- IMB
- 「amadana」の電卓はインマイバッグでも投稿されている率が高い商品なんですよ。
- 熊本
- レアなシブヤ大学とのコラボの電卓が投稿されているの拝見しました。嬉しいですね。
- IMB
- スケジュール管理とかはどのようにされてます?
- 熊本
- この「MOLESKINE」の1日1ページタイプのもので仕事もプライベートも野球も全部まとめて管理してます。
- IMB
- あ、そういえば熊本さんは野球チームの監督もされているんですよね?
- 熊本
- はい。東京バンバータという社会人野球チームの監督をやってまして、昨年は高松宮賜杯を獲り、日本一になりました。
- IMB
- 日本一って凄い事ですよね!
- 熊本
- 3年目で日本一です。これも仕事と同じで計画を練って達成しました。
- IMB
- どんな計画ですか?
- 熊本
- まずは、楽しく、おかしく趣味としてやるのか?又は本気でアスリートとして日本一を目指すのか?という事で、選手に聞いたら皆、日本一を目指すというので、「よしわかった!」と。僕の仕事はスポンサーをつけるのと、監督として本を出す事。これは日本一を目指すという予言書的な本ですね。そしてしっかりとプロセスを踏んで達成しました。
- IMB
- 有言実行ですね。
- 熊本
- 多分、自分で立てた目標にチャレンジしていくプロセスが好きなんでしょうね。達成したら次の目標を立ててという感じです。
- IMB
- なかなかできそうで、できない事ですよ。目標を立てる事はできても、実行に移して継続する事ってとても難しい事ですからね。しかも達成してしまうのですから、凄いとしか言いようがないです。
- 熊本
- あと最近気に入っているのがこの「THREE」のハンドクリームと謎の水「万能除菌剤」(笑)です。「THREE」も日本発のコスメブランドなんですが、このハンドクリームは天然素材を使ったモノで、精油の自然な香りが気に入っていて、最近人にプレゼントする時は大体これをプレゼントしてますね。
- IMB
- あぁ 確かに自然な香りで、リラックス効果もありそうですね。
- 熊本
- 僕にとっては、保湿というよりも、良い香りを楽しんでいます。(笑)
- IMB
- (笑)本日はありがとうございました。
